1日3時間強の勉強時間はコンスタントに確保
高2の間で日大レベルを実践
部活引退後の7月からはさらにステップアップ
苦労したことで潰すべき弱点が分かる
まとめ
高校2年の夏からサッカー部と両立しつつ受験勉強を開始します。部活に力を入れたい現役生にとっては、勉強との両立は乗り越えなければならない壁。組まれたテストに向けて宿題を計画的に行うことで小さな目標を立てながら勉強を進めていきます。
1日3時間強の勉強時間はコンスタントに確保
スタートは高校2年の夏。進研模試での偏差値は50弱でした。部活のサッカーは強豪校でかなり頑張っていたこともあり、勉強時間と量の確保が課題です。移動時間や授業の合間を使いながらコンスタントに3時間強は勉強する毎日。
まず、高2の段階では英語に絞って勉強を進めます。学校で使っていた『Vintage』に加えて、『データベース4500』と『速読英熟語』に取り組みます。『Vintage』は文法・語法・イディオムなどの広範な英語の知識とその活用方法を解説した参考書。
英語の基礎知識の獲得を狙います。自学だけでは目安となる目標がないため、定期的に組まれたテストを目標にして宿題を計画的に進めていきます。小さな目標をクリアしていくことで、効率よく勉強して完成度を高めていきました。
高2の間で日大レベルを実践
高校2年の夏から冬に掛けては、単語・熟語・文法の基礎を固め、英文解釈に進みます。この期間では、入試の標準的なレベルである日大レベルに対応出来るだけの力を付けることが目標。
英文解釈を一通り終えた後は『英語長文レベル別問題集4』に取り組みます。『英語長文レベル別問題集4』は共通テストレベルの英文を速く正確に読めるようになることを狙いにしている参考書。こでも大学入試に出題される基礎的な長文や標準的なレベルの問題に取り組んでいき、英語の入試問題に対する基礎的な力を付けていきます。
部活と並行しながら毎日勉強に継続して取り組み、さらに完成度を高めて頑張っていきます。部活の引退は7月でしたが、勉強のペースは落とさずストイックに続けて、部活の引退までには日大レベルを一通り終わらせました。
部活引退後の7月からはさらにステップアップ
7月からは、難関大学の入試も視野に入れたMARCHレベルへの対応力の獲得を狙います。『英語長文レベル別問題集4』『英文法ファイナル標準編』にステップアップ。
『英語長文レベル別問題集4』は内容把握、構文から文法・語法などの知識の領域を含めた頻出の英語長文の良問をまとめた参考書で本格的な内容です。「誰が出来るんだ」と思うほど難しかったものの2周目にはサクサクと解けるレベルに。
一方で『英文法ファイナル標準編』は共通テストや標準的な入試問題への対応を想定した参考書。文法・語法などの知識問題を実際の入試に出題される様々な形式の問題で力を付けていきます。日大レベルの基礎的なレベルまでは順調にクリアしてきたものの、一歩進んだ入試での標準的な問題では苦労することになります。
苦労したことで潰すべき弱点が分かる
日大レベルはスムーズに通過したものの、MARCHレベルに入るとすぐに壁にぶつかります。『英語長文レベル別問題集4』を難しいと感じるなど苦労しますが、そのことで課題が見つかります。
単語では『データベース4500』しかやっていなかったため『単語王』に切り替えます。『単語王』があれば他の単語の参考書はいらない、とまで言われる参考書。『データベース4500』で足りなかった知識を補い、さらに強化していきます。
長文読解では読めていたと感じていたものの、ある程度難易度が高くなり分量が多くなると対応しきれていないため、音読を取り入れてスムーズに読めるようになることを狙います。音読をしたことで、読み飛ばしをしていることに気付くという結果に。読み飛ばしていたために、訳せるような文章も訳せないことがあったことが分かりました。音読により読み飛ばしが減り、分からないまま進めるということが減り長文に対応できるように。そして、さらにステップアップしていきます。
まとめ
部活と受験勉強の両立を目指す受験生にとって、日々コンスタントに勉強を継続していくことが重要です。あまりに大きく遠いところに目標を設定してしまい、結果的に目標を見失いコンスタントに勉強しなくなってしまうことが一番怖いところ。
毎日決めた分量をこなしていくためには、日常的な宿題や合間合間のテストなど近い所に小さな目標を設定して、それを1つずる確実にこなしていくことがポイントです。そして、たとえ順調に力を付けていてもどこかで壁にぶつかることがあります。そこが今までに足りなかった部分であり、克服すべき弱点です。
勉強の仕方を工夫したり、参考書を変えるなど、どうしたら弱点を潰していけるかを考えながら進めていきます。壁にぶつかったり、勉強がスムーズに進まないなどの苦労することは決してマイナスばかりではありません。その弱点を潰した時にはさらにレベルアップしているからです。